タイトルリンクバー HOME タンルイン川TOP メーホンソーンTOP 前ページ

 見どころ紹介(4) 山岳民族の村々

  山に囲まれたメーホンソーン。メーホンソーン県の住民の約半数が山岳民族だという。周辺には様々な山岳民族の村が点在する。本来は「観光地」ではないが、ツアーのルートに組み入れられた村もある。「のぞき趣味」「観光公害」だという批判もあるが、異なる民族の暮らしぶりを垣間見ることは、マイナスばかりではないと思う。
 行き方 
  いずれも辺鄙な場所にあり、公共交通機関(バスや乗り合いソンテウ)で行くの難しいと思われる。案内人や知り合いがいなければ、メーホンソーンからツアーで参加するのが現実的だ。

◇パダウン族(いわゆる「首長族」)の村
◇モン族の村
◇タイヤイ(シャン)族の村
◇ラフ族の村
◇リス族の村
国民党の村(バーン・ラックタイ、またはバーン・オー)は、前のページ
 関連ページ 
◆見どころ
市内(1)
市内(2)
郊外
山岳民族の村々...here
◆旅日記から(08年1月)
◆旅のパーツ 行き方/移動・観光/旅のヒント

ナイソーイ村の入口ゲート クリックで拡大 ナイソーイ村の入口ゲート 店番をしていた女の子 クリックで拡大 店番をしていた女の子 買い物をする女性たち クリックで拡大 買い物をする女性たち アイスを食べる女の子 クリックで拡大 アイスを食べる女の子   訪れたのは、ナイソーイ村。南のバーン・ナムピアンディンから移住してきた400人ほどの「首長族」が住んでいるという。
  売店のある大きな駐車場から立派なゲートをくぐり、村におじゃまする。メインストリートには、簡単なつくりの土産物屋兼機織り場が並び、首に輪をはめた女性が店番をしていたり、機を織っていたりする。みんな化粧してきれいな格好をしている。自分の写真をブロマイドにして売っている女性もいる。
  女性たちはみんな気さくで、写真撮影にも気軽に応じてくれる。首につける真鍮の輪(見本用)を持たせたり、首に巻かせてくれるが、本当に重い。女性は5歳くらいからつけ始め、最初は2.5kgほどだが、5年ごとに長くしていき最大6kgほどになるという。ある店には、彼女たちの首のレントゲン写真があったが、それによると、首が伸びるのではなくて肩が下がるようだ。ひざ下にも同じように輪をはめていく。これも年齢とともに増やしていくようだ。
  なぜ、首に輪をはめるようになったのかは諸説ある。トラに襲われないため。彼らが祖先と仰ぐ鳳凰をまねたもの。他の部族に女性を奪われないため、など。
「耳長族」の女性 クリックで拡大 「耳長族」の女性 笑顔の素敵なおばあさん クリックで拡大 笑顔の素敵なおばあさん   村の一段上がったところには、大きなピアスをしている「耳長族」の女性がいる。やはりカレン族の一支族・カヤー族である。年齢とともに大きなピアスにしていくようだ。やはりカヤン族と同じように、ひざ下に真鍮の輪をはめている。
  なお、この観光化された村のゲートをくぐらず、右手(ビルマ国境)方面へ行くと、軍が警備するゲートがある。その先には、ビルマから逃れてきた難民1万数千人が住む難民キャンプがあり、大学まで設置されているという。
パダウン族(いわゆる「首長族」)
  カレン族の一支族・カヤン族(タイ語でパードーン族。ビルマ語でパダウン族。自称はレーコー)。女性は、首に真鍮製の輪をはめる習慣があることから、俗に「首長族」とも称される。
  もとはビルマのカヤー州、シャン州などに住んでいたが、1985-86年ころ、タイの観光業者がカレン武装勢力と交渉し、数家族をタイ領内のバーン・ナムピアンディン(Namphiangdin)に移住させた。その後、ビルマの政情不安や戦闘を逃れて移住する人が続いた。
  現在メーホンソーン県には、国境沿いに北から順に、バーン・ナイソーイ(Naisooi)、バーン・フアイスアタオ(Huaisueathao)、バーン・ナムピアンディンの3か所の村があり、いずれも観光客を受け入れている。(観光収入の一部は武装勢力に流れているとも言われる。)

上へ戻る

モン族の村 クリックで拡大 モン族の村 売り物の民族衣装 クリックで拡大 売り物の民族衣装   訪れたのは、タイヤイ(シャン)族の村に隣接した村であった。大きな道路からそんなに遠くないところだからか、村には大きなバンやワゴンが走っている。モン族の人たちはみな勤勉で、畑や山で採れたものを市場で売って生計を立てているそうだ。
  女の子はみんな民族衣装をつけている。売り物の民族衣装が家の軒先につるされていた。
モン族(Hmong)
  中国ではミャオ族とよばれ、ビルマ、ラオス、ベトナムなどにも住む。総人口は数百万人、ヨーロッパなら1つの国が持てる人口だ。
  山の斜面を利用した耕作、豚や鶏などの飼育を行う。家は平屋(1階)で高床式ではない。
  なお、ビルマやタイの先住・先進民族、モン族(Mon)とは別である。 上へ戻る

バーン・ルアム・タイのメイン通り クリックで拡大 バーン・ルアム・タイのメイン通り 鮮やかなカエンカズラに クリックで拡大 鮮やかなカエンカズラ コーヒーの実を日に干す クリックで拡大 コーヒーの実を日に干す (1)花が美しい村    (2)コーヒーの木に実がなっていた
  訪れたのはバーン・ルアム・タイという村で、風光明媚なことで有名な村である。
  村のあちこちに美しい花が咲く。とくにカエンカズラ(タイ語でプアンセート)というオレンジ色の花が目に鮮やかだ。この村では、高地の冷涼な気候を生かしてコーヒーを栽培し、乾燥やローストまですべてこの村で行うそうだ。ただし規模は小さく、大々的に販売するまでには至ってないという。コーヒー製造所直営の屋外喫茶店で飲んだが、やさしい口当たりだった。水や空気もおいしいのだろう。
村の隣にある湖(ダム湖) クリックで拡大 バーン・ルアム・タイのメイン通り 花が咲き乱れている クリックで拡大 花が咲き乱れている (1)アジサイと桜が同時に咲いている    (2)王族用の宿舎
  村の隣にはダム湖があり、「王室プロジェクト パーントーン2」という看板が見える。森林の回復のため、様々な種類の苗木を育てているという。梅や桜、つつじ、あじさいなど多種多様な花も咲き乱れている。
タイヤイ(シャン)族
タイヤイ(シャン)族の孔雀踊り クリックで拡大 タイヤイ(シャン)族の孔雀踊り   タイの主要民族シャム族と同系の民族で、おもにビルマへ移住した人たちを言う。文化的にもシャム族とよく似ている。ふつうは「山岳民族」とはいわない。
  ビルマでは人口400-500万をかかえ、シャン州を構成している。タイのメーホンソーン県でも山岳民族以外の人口のほとんどを占めている。

上へ戻る

村の中心 クリックで拡大 村の中心 竹製で屋根は藁ぶきの家 クリックで拡大 竹製で屋根は藁ぶきの家 向こうの斜面は畑 クリックで拡大 向こうの斜面は畑 夏みかんをご馳走してくれた3人娘 クリックで拡大 夏みかんをご馳走してくれた3人娘 (1)家の中の囲炉裏    (2)キリスト教の教会
  黒ラフ族の村、バーン・パーンカームノーイを訪れた。人口140人、町や道路からかなり隔絶したところだ。
  村はなだらかな斜面に立ち、木の板の壁とトタン屋根の家もあれば、竹製で屋根は藁ぶきという家もあった。みな高床式の住居で、上階の屋外にはテラスがあり、洗濯や食事の準備などをする作業場でもある。階下のスペースで豚を飼っている家も多い。
  電気は昨年に来たばかりだそうだ。家には電化製品はほとんどなく、蛍光灯が1本あったりする程度だ。水道は近くの山の湧き水をパイプで引いてきている。
  近くの畑で米、赤豆、トウモロコシなどを栽培し、森から薪を拾い、生計を立てているそうだ。
  最初におじゃました家は高床式で、壁は木板、床は割った竹が組んである。家の中には囲炉裏に火が燃えていた。鍋や台所用品、乾燥したトウモロコシなどが置いてあったので、炊事も囲炉裏のそばで行うのだろう。囲炉裏の煙でいぶされるので、虫が家の中に入ってこないと言う。隣の部屋は寝室になっていて、蛍光灯が一本取り付けられていた。
  村には学校やキリスト教の教会もあった。この村は、私たちが参加したツアー会社のみが訪れる村だという。「首長族」の村とは大いに違い、観光化されていない。また、意外にも民族衣装を着ている人はほとんどいなかった。
ラフ族
ラフ族の歌&踊り クリックで拡大 ラフ族の歌&踊り   チベットから南下し、中国の雲南省、ビルマ、ラオスなどにも居住する。タイ語では「ムースー」とよぶ。
  黒ラフ(ラフ・ナ)、白ラフ(ラフ・ニ)、ラフ・シェレなどの支族に分けられる。

上へ戻る

カオソーイ屋 リス族のおばさんたち クリックで拡大カオソーイ屋 リス族のおばさんたち ナイトバザールで クリックで拡大ナイトバザールで   訪れた村の名前は、バーン・ノーントーン。3つの沼の村という意味だという。
  パーンマパーの町から北へ数kmのところで、多くのツーリストが来るそうだ。
  家は高床式で木で作られ、屋根はトタンが多い。 ある家では、畑で取れた赤豆を干して選別作業をしていた。トウモロコシも干してあったが、今年はトウモロコシは高く売れるが、赤豆は15kgで270Bと、去年より70Bも値段が下がってしまったという。
  リス族の女性は働き者で美人という評判だそうだ。メーホンソーンのナイトバザールでも、リス族のきれいな女性が、バッグなど布製品を売っていたし、パーンマパーの町でも買出しにやって来ているおばさんがいた。この小さい村でも外国人と結婚した娘さんが何人かいるという。
リス族
お土産を売りに来た少女 クリックで拡大 お土産を売りに来た少女   ラフ族と近縁関係にある民族で、やはりチベットから移動し、ビルマ、タイ、ラオスなどに住む。タイ語では「リソー」とよぶ。
  女性の衣装は、鮮やかな色使いのストライプで、一目でそれとわかる。
リス族の家 上へ戻る

リンクバー HOME タンルイン川TOP メーホンソーンTOP 前ページ