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カムペーンペット歴史公園の見どころ(1)       城壁内  このページの内容 
◇ワット=プラケーオ
◇ワット=プラタート
◇サーン=プライスワン (シヴァ神祠)
◇カムペーンペット国立博物館
◇サ=モン(モン池、宮殿跡)
◇その他の寺院
◇城壁
 
 関連ページへのリンク 
◆見どころ
 城壁内--このページ
 アランヤイック地区(城壁外北東部)
 ナコーンチュム地区・新市街
◆旅日記から(01年7月)(4ページ)
◆スコータイ朝の歴史
Map of Sisatchanalai Historical Park
カムペーンペット歴史公園全体図
クリックすると拡大図が別画面で開きます。拡大図から各見どころへリンクしています
  スコータイ時代にチャーカンラーオとよばれた地域で、長さが川沿いに2400mと反対側が2160m、幅が南東側540m、北西側220mの細長い形の城壁と、それを取り巻く濠とに囲まれている。この頑丈な城壁からカムペーンペット「金剛石の城壁」の名が起きた。現在、城壁内の遺跡群約0.8平方kmが遺跡公園に指定されている。
←世界遺産のマークが誇らしげな歴史公園入口

◇ワット=プラケーオ วัดพระแก้ว
Wat PhraKaeo, click to enlarge 穏やかな表情の涅槃仏と座仏
  かつての王宮に隣接した、カムペーンペット最大級の寺院。スコータイならワット=マハータート、アユタヤーならワット=プラシーサンペットの相当する。境内には、大小35基のチェディー、8棟のウィハーンとウボーソットが3棟あったことがわかっている。ワット=プラタートと並び、スコータイ・アユタヤー両王国の影響を受けたカムペーンペット様式の寺院として名高い。
由来  14世紀末、ラーメースワン王(2度目の在位中)の時代、スコータイを占領したアユタヤー王朝は、カムペーンペットを支配下に納め、プラヤー=ヤーンディット พระยาญาณดิส を送りこんで統治にあたらせた。その母がこの地に「プラケーオ仏」(現在はバンコクの王宮寺院・ワット=プラケーオにある)を招来して祀ったので、ワット=プラケーオの名前になった。その後、プラヤー=ヤーンディットはプラケーオ仏をチエンラーイ国主に譲ったという。
場所:ワット=プラタートの奥
寺院の材料は、大部分がラテライト岩でできている
Wat Phrakaeo at that time, click to enlarge 復原図
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以下、正面手前から順に見ていく。
メインのウボーソット
Wat PhraKaeo, click to enlarge プラケーオ仏が祀られていた(?)祭壇
Wat PhraKaeo, click to enlarge 風化した仏座像がぽつんと
  ラテライトのブロックが積まれた高さ1mほどの基壇に登ると、一体の仏座像と対面する。この仏像、さらに高く積まれた台上に鎮座しているが、表面が風化しているうえに両腕は破損し、首も後からくっつけたようだ。顔も全くわからないが、それでも悠然と座っている姿はむしろ凛々しいほどだ。
  仏像の背後は一段高い基壇がのこる。ここにも仏像か祭壇があったのかもしれない。その奥には、一見チェディーの基部だけが残されたような、ラテライトのブロックが4層に積まれた建物がある。どうやらここは、本尊仏を祀った高い祭壇の跡のようで、ここにプラケーオ仏が祀られたのでは、とも言われる。
Wat PhraKaeo, click to enlarge ウボーソット
ブロック積みの基壇
Wat PhraKaeo, click to enlarge 背中が少し寂しそう
メインのウィハーンとチェディー
Wat PhraKaeo, click to enlarge 別角度から
Wat PhraKaeo, click to enlarge ウィハーンの跡(手前)とチェディー
  ウボーソットの後ろ、壁と柱の一部が残る場所がメインのウィハーンだったところだ。やはりラテライトのブロックが丁寧に積まれた柱はかなり太く、大きな建物だったことが想像できる。壁の外側にも列柱の跡が見て取れる。回廊があったのだろう。
  その奥に、釣り鐘型のメインのチェディーが立つ。シーサッチャナーライのワット=チャーンロームと同じ様式で、仏像が祀られる龕(がん)が塔を取り囲んでいるが、塔の基部を支えるのは、象ではなく獅子であるのが特徴だ。しかし崩壊が激しく、獅子なのか象なのかよくわからない。龕の仏像もわずかに残るのみだ。
Wat PhraKaeo, click to enlarge ウィハーンとチェディー 正面から
Wat PhraKaeo, click to enlarge チェディーの基部の獅子
Wat PhraKaeo, click to enlarge 龕にわずかに残る仏像
Wat PhraKaeo, click to enlarge メインのチェディー
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座仏と涅槃仏のウィハーン
Wat PhraKaeo, click to enlarge モンドップの仏像(手前)と
涅槃仏・座仏
  メインのチェディーの向こうには、かつてモンドップ(塔堂)があった。そこには、先ほどメインのウボーソットで見たような、風化してやせ細った仏像が悠然と座っている。少し離れた右側にも同じような仏座像が残る。
  その背後に、この寺院のシンボルとも言える、3体の大きな仏像が見えて来る。手前の1体は左側を枕に寝ている姿の涅槃仏、その後ろには2体の仏像が並んで座っている。スコータイのものとは異なり、角張った顔と大きめの顔のパーツが特徴的だ。アユタヤ時代初期の様式(ウートーン様式)だという。半眼に開いた目、口元のわずかな微笑みが、全体として穏やかな表情をたたえているように見える。
  これら3体の仏像を安置していたウィハーンを支えた柱や壁が残っている。仏像の前や、背後の回廊と思われる所には、たくさんの小さな仏像が並べられていた。
 
モンドップの仏像
Wat PhraKaeo, click to enlarge
Wat PhraKaeo, click to enlarge
Wat PhraKaeo, click to enlarge 少し離れた右手側の仏像
座仏と涅槃仏
Wat PhraKaeo, click to enlarge
Wat PhraKaeo, click to enlarge
Wat PhraKaeo, click to enlarge 後ろ姿
Wat PhraKaeo, click to enlarge ずらりと並ぶ小チェディーの跡
Wat PhraKaeo, click to enlarge 3体の仏像の背後、回廊(?)に並ぶ仏像たち
象が囲むチェディー
Wat PhraKaeo, click to enlarge 反対側には象が並ぶ
Wat PhraKaeo, click to enlarge こちら側にはほとんど象がいない
  寺院の一番奥、3体の仏像の後ろには、正方形の基壇を象の半身が支える形のチェディーがある。象は多くが崩れ、最近塗られた漆喰がかえって痛々しい。基壇の上にはさらに円形の基壇が3段ほど重ねられているが、その上部は無くなっている。
Wat PhraKaeo, click to enlarge この象はオリジナルのものか?
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◇ワット=プラタート วัดพระธาตุ
Wat Phrathat, click to enlarge 左手前から見た寺院 手前2基が小チェディー、左奥が主チェディー
Wat Phrathat, click to enlarge 寺院正面 手前から山門、ウィハーン、主チェディー。左は小チェディー
  ワット=プラケーオとならんで、カムペーンペットを代表する寺院。手前から、山門、ウィハーン、メインのチェディーが縦に並び、チェディーの周りには回廊があった。山門の左右にはやや小さなチェディーが2基立っている。寺院全体を囲む壁も残っていた。
2基の小チェディー  正方形の基壇の上に八角形の層が何層か重なり、その上に釣り鐘型の本体が乗っている。スラッとしていて安定感がある。とても落ち着く造形だ。
ウィハーン  ラテライトの石が積まれて、周囲より1mほど高くなっていて、正面左右に階段がある。今は柱の基部のみが残る。奥(主チェディーに近い方)には、仏像が置かれたと思われる基壇があった。
メインのチェディー  八角形の基壇が幾重にも重なった上に、釣り鐘型の本体が乗る。基壇から頂部まで、輪郭がほぼ直線状になるので、天に向かうような伸びやかな印象がある。上部には漆喰でできた装飾模様がところどころ残っていて美しい。
回廊  メインのチェディーを囲む回廊があった。今は屋根を支えた2列の柱が残っている。回廊には、アユタヤーのワット=ヤイチャイモンコンのように、仏像がずらりと並んでいたらしい。
Wat Phrathat, click to enlarge 主チェディー 上部の模様が美しい
Wat Phrathat, click to enlarge ウィハーン跡。奥には本尊仏の基壇が残る。正面は主チェディー
Wat Phrathat, click to enlarge 後方からみた主チェディー
回廊の跡がよくわかる
Wat Phrathat at that time, click to enlarge 復原図
場所:ワット=プラケーオの手前(新市街寄り)
寺院の材料は、ワット=プラケーオ(ラテライト岩がメイン)と違って、レンガとラテライト岩が使われており、ワット=プラケーオより後世のものだと推測されている。
Wat Phrathat, click to enlarge 回廊に置かれた仏像の一部だろうか
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◇サーン=プライスワン (シヴァ神祠) ศาลพระอิศวร
PhraIsuan Shrine, click to enlarge ここに立つ像は、実はレプリカ
PhraIsuan Shrine, click to enlarge 11m*29mの基壇の奥に立つシヴァ神像。基壇には柱の跡
  幅11m、長さ29mの基壇の奥にブロンズ製のシヴァ神像が立っている。身長は2.1m、さらに高さ1.5mの台上に乗っているので大きく見える。地元の人の信仰を集めているようで、花やろうそくが手向けられていた。
由来  神像の足下に刻まれている碑文によると、仏暦2053(西暦1510/11)年、この地の統治者チャオプラヤー=シータンマソーカラートเจ้าพระยาศรีธรรมาโศกราชが、この町の四つ足、二本足の動物を守護し、仏教や呪術、神への信仰が一つになることを願い、2人の王(当時のアユタヤー王ラーマーティボディー2世と、後の副王プラヤーアティッタヤウォン)に捧げるため、ここに安置したものだという。
災難  1886年、当地を訪れたドイツ人が、神像の頭と腕を切り離して盗もうとした(ひどい!)が、バンコクの港で見つかった。ラーマ5世王はレプリカを作らせてそのドイツ人に渡し、本物を取り戻した。 ヨーロッパ人は世界中から文化財を泥棒していたが、このシヴァ神も危なかったわけだ。なおそのレプリカは、現在ベルリンの博物館にあるそうだ。
現在  本物はしばらくバンコクにあったが、カムペーンペット国立博物館ができるとそこへ移された。もう一体レプリカが作られ、それがここに立っている神像である。なお博物館には、このシヴァ神像とともに祀られていたビシュヌ神と女神(ウマー神かラクシュミー神)も展示されている。
場所:立派な県庁舎の裏。国立博物館の南東約100m
PhraIsuan Shrine, click to enlarge 2001年 周囲には家々があった
PhraIsuan Shrine, click to enlarge 2010年 さっぱりと整備された

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◇カムペーンペット国立博物館 พิพิธภัณฑสถานแห่งชาติกำแพงเพชร
National Musuem, click to enlarge プライスワン像
National Musuem, click to enlarge 博物館の建物
  県内で発見された遺物の保存研究を行っている博物館。仏暦2514(西暦1971)年3月19日に開館した。タイ様式の2階の建物である。
1階  先史時代から、繁栄したスコータイ時代、アユタヤー時代を経て、現在に至る歴史に関する展示。ローマの陶製ランプの一部、陶製やガラス製のビーズ玉などドヴァーラヴァティー時代の装飾品や日用品、スコータイからアユタヤー時代のサンカローク焼きの器や人形など。
2階  スコータイ時代とアユタヤー時代の宗教関連遺物の展示。この博物館で最も名高いプライスワン(シヴァ神)像と、かつてともに祀られていたビシュヌ神と女神(ウマー神かラクシュミー神、頭部が欠けている)のほか、仏像、寺院を飾っていた天使(アプサラ)の像など。
館外  青銅製の大砲など。
場所:ワット=プラタートの北東すぐ近く。道を挟んだ反対側
開館:水曜-日曜。9:00-16:00
入場料:100B。(タイ人20B)
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◇サ=モン(モン池、宮殿跡)  สระมน
Sa Mon or Palace, click to enlarge 右手に建物の跡がある
  一見何もない広場だが、濠や建物の跡が残っている。中心部にはモン池(角の丸い池という意味)が年中水をたたえている。芸術局の発掘調査の結果、建物の基壇や瓦の一部、サンカローク焼きや明の陶磁器などが見つかり、スコータイ時代後期からアユタヤー時代前期のカムペーンペット領主の邸宅か政務所だったと考えられている。
場所:ワット=プラケーオの北側。ラックムアン祠の向かい側
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◇その他の寺院 วัดอื่นๆ
ワット=トンサムローン  วัดต้นสำโรง
  ウィハーンの基壇が残る。その上に大きな木が1本生えている。寺院の名前になっているトンサムローン(ヤツデアオギリ)であろうか。
ワット=パーサック  วัดป่าสัก
  ウィハーンの基壇や柱の基部が残っている。
ワット=ハーンノックユーン  วัดหางนกยูง
  ウィハーンの基壇と奥に仏像を祀った祭壇、その向こうにはチェディーの基壇が残っている。
Wat TonSamrong, click to enlarge ワット=トンサムローン
Wat Pasak, click to enlarge ワット=パーサック
Wat Hangnokyung, click to enlarge ワット=ハーンノックユーン
場所:いずれもワット=プラケーオやワット=プラタートのそばにある。それら有名なものに比べると小さな寺院だ。 上へ戻る

◇城壁 กำแพงเมือง
  カムペーンペットとは「金剛石の城壁」という意味だ。その名前になっている頑丈な城壁は、ピン川の流れに沿うように位置し、長さが2400mと反対側が2160m、幅が南東側540m、北西側220mの細長い形をしている。さらにそれを囲む濠があり、鉄壁の守りを誇った。現在も城壁や壕の一部が残り、往時の様子が思い起こされる。
City Wall, click to enlarge ワット=プラタート南側
City Wall, click to enlarge ワット=プラケーオ南側
City Wall, click to enlarge 南の方から北の城門を見る
City Wall, click to enlarge 北の城門付近。銃眼も含めてほぼ完全な形で残っている
City Wall, click to enlarge 北の城門。外側に大きな濠がある
City Wall, click to enlarge 北側から城壁と壕を見る
  
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