タイトルlinkbar HOME チャオプラヤー川TOP スコータイTOP シーサッチャナーライTOP カムペーンペットTOP 前ページ 次ページ

旅日記から  タイ国発祥の地を訪ねて -スコータイ・カムペーンペット- 2001年07月  (2)
 このページの内容   ◇7月26日
 関連ページへのリンク  ◆旅日記から 1 2 3 4 (全4ページ)
スコータイ 見どころ ◆シーサッチャナーライ 見どころ ◆カムペーンペット 見どころ

 2001年7月26日(木)  スコータイ 晴れ時々曇り
 
歴史公園へGo!
  7:30すぎにホテルを出発。歴史公園行きのソンテウ乗り場に向かう。橋の付近は洪水のため冠水していて歩きづらい。たまたま「ムアン・カオ」行きの看板をつけたソンテウがゆっくり脇を通った。乗り場はもっと向こうのはずだが、と思いながら合図して乗ろうとすると、「乗り場はもっと先だけど、そこまで乗せてあげるよ。」とタダで乗せてくれた。どうやらこのソンテウは運転手の家から乗り場まで出勤してきたところで、いわば回送中だったようだ。こういうちょっとした親切(タイではよくあることだが)がうれしい。
  乗り場から、発車間際の別のソンテウに乗り換える。約30分後、城壁を越えたところで、車掌のおばさんが降りるように言う。10B。降りるとそこは市場で、レンタサイクル屋のおばさんから呼び込みがかかるが、古そうな自転車が多いのでやめておく。
  8:30ころ、付近の食堂で腹ごしらえをした後、公園入口手前左側のラームカムヘーン国立博物館を見学。30日有効の共通入場券を150Bで買って入場する。有名なラームカムヘーン王碑文のレプリカや、シーサッチャナーライのワット=プラシーラッタナマハタートにある大きな遊行仏が印象に残った。
1米ドル=45.56B(バーツ)
1B=約2.7円

Historical Park Ticket, click to enlarge 30日有効の共通入場券150B
付近の食堂で朝食。クイティャオ・ナーム、スプライト 24B。
up

自転車を借りて城壁内をまわる
  博物館の向かいのコンビニで自転車を借りた。何と1日15B。安いし新しい。ついでにペットボトルの水を買ったが、こうやってついでに飲み物・食べ物を買う客が多いので、15Bでもやっていけるのだろう。とにかく歩いてまわれないので、今日一日この自転車でまわる。
  公園入口で、自転車持ち込み料10Bを支払い、歴史公園へ入る。入口からすぐ、スコータイで最も重要な地位にあった寺院・ワット=マハータートがある。堀の手前、正面から見ると、水面に姿が映し出されて美しい。その東側に王宮跡とされる基壇があった。
  ここから南へ、ワット=シーサワイに行く。とうもろこし形のプラーン(仏塔)3基が特徴で、ヒンドゥー寺院から仏教寺院に変えられたと考えられている。
  北へ向かうと大きな池がある。池のほとりは風が涼しい上に景色もよく、サイクリングには最高だ。同じように自転車をこいで遺跡をまわっている白人観光客がけっこういる。木橋を渡りワット=サシーへ。小さなチェディー前の美しい遊行仏が印象的だ。池に囲まれているこの寺院は、風も心地よく、池に浮かぶ寺院の姿も美しいが、ボーっとしていると大きな茶色いアリが身体に上ってくる。かまれると痛い。
  来た道を引き返し、ワット=トラパングーンを訪ねた。ここも池に囲まれた寺院で、蓮のつぼみ型の仏塔がすらっと建つ。基壇と柱が残る礼拝堂がある池の小島にいると、木の葉が風でこすれるサワサワという音のみが聞こえ、時間が経つのを忘れる。
  12時近くになったので、近くの食堂で昼食とする。観光地の食堂だが、タイではこういうところでも十分おいしいのはさすがだ。
  この後、北門へ向かいながら、線香や花が供えられているラームカムヘーン大王記念碑(スコータイ朝第3代ラームカムヘーン大王のブロンズ像)、ヒンドゥー教の祠堂でスコータイ最古の建物・サーン=ターパーデーンを見学。さらに北へ行くと道も狭く、人通りもめっきり減る。ワット=ソーラサックワット=ソンカーオは、そんな静かな草地にあった。何台か止まっているソンテウでは、みな運転手が荷台(客席)にひっくり返って寝ていた。昼寝にはもってこいのポイントだ。
Wat Mahathat, click to enlarge 水面に映るワット=マハータート
Wat Trapang Ngoen, click to enlarge ワット=トラパングーン
池中の小島から

昼食 ワット=トラパングーンのそばの食堂 パッタイ、マナオジュース 35B。 up

城壁の北側
  城壁の北門を出る。ワット=プラパーイルアンはすぐそこに見えているが、西にある入口までずっと走ってようやくたどり着く。3基並んだプラーン(この寺院最古12世紀末の建造物。1基のみが残る)、大きな礼拝堂のあと、四体仏が祀られたモンドップ(塔堂。遊行仏のみが残る)などが、広い境内に並んで壮観だ。つづいて、その北にあるトゥリアン窯を見に行ったが、草地がこんもり盛り上がり穴がいくつかあいているだけだった。すぐ近くのワット=シーチュムはあとにして、スコータイ遺跡の全体模型があるというインフォメーションセンターまでわざわざ2㎞ほど自転車をこいで行ったが、建物は立派だったが、中は模型も含めて大したものはなかった。
  がっかりすると疲れが出る。近くの屋台で缶ジュース(15B)を買って休んでいると、そこにいたおじさんが話しかけてきて、日本のコインが見たいという。たまたま50円玉を持っていたので見せると、珍しそうに眺めていた。 おじさんは10バーツと交換しないかと言われたが、それでは損なので断ってしまった。今思うと換えてあげてもよかったな……。これからシーチュムに行くと言うと、店のおばさんは「プラパーイルアンの東口から入って、中を突っ切ると早いよ」と教えてくれた。その通りに行って、プラパーイルアンの西口から出ると、シーチュムの入口はすぐ近くだった。
  ワット=シーチュムは観光客が多く、みやげ物屋も出ていてにぎやかだ。正面を見ると、柱と建物のすき間から白い大きな仏像「アッチャナ仏」と目が合って、ドキッとする。
城壁外北側では入場料を別途取られるが、共通入場券なら見せればOKだ。
Wat SriChum, click to enlarge ワット=シーチュムの大仏
up

人里離れた城壁外西側
  ワット=シーチュムを出て南へ、まもなくスコータイとタークを結ぶ広い道(国道12号線)に出るので右折して西へ向かう。どこまで行けばいいのか見当がつかない道は長く感じられるが、10分ほど走ると「左、ワット=サパーンヒン」の看板があった。そこに料金所があって、共通入場券を見せるとスタンプを押してくれる。さらに1㎞ほど行くと、ようやくワット=サパーンヒンに到着した。丘の上の寺院まで登るのはたいへんそうだが、5分ほどがんばって頂上にたどり着けば、大きな仏像(アッターロット仏)が優しい顔で迎えてくれる。他に2組5人のタイ人観光客がいるのみの、静かな寺院だった。
  ここから道なりに自転車をこいでいくと、明るい森の中に入っていくような感じで、観光客もほとんどいない。人家もない。やがて道の左右に、ワット=プラバートノーイワット=チャーンロープワットチェディーガームなど、静寂の中にたたずむ遺跡が次々と現れてくる。
  やがて道は若干下りになり、小さな集落も現れて、なんか元気が出てくる。ちょうど雲も出てきて涼しくなったし、森を抜け見通しもよくなった。ワット=マンコンワット=トゥクマハーカセットピーマン神廟など、 大小様々な寺院のあとが残され、往時にはずいぶんにぎやかだったんだろう。ただ、 遺跡を見に草むらに入っていくと、トゲの付いた実がズボンにたくさんくっつくのがうっとうしい。
城壁外西側では、ワット=サパーンヒンで入場料を取られる。共通入場券なら見せればOK。
Wat SaphanHin, click to enlarge 丘の上のワット=サパーンヒン
up

城壁外南側と東側
  道なりに行って、城壁の西門(オー門)を入って右折、城壁沿いに南門(ナモー門)まで走り、さらに右折して南へ向かう。道は細いが集落が続く。およそ1㎞行ったところ、「ワット=トンチャン」の看板を左へ入る。細い未舗装の道の脇で、近所のおばさんが池で魚を釣っていた。今晩のおかずにするのだろうか。ぼうぼうの草むらの中にワット=トンチャンがひっそりたたずんでいた。
  もとの道に戻り、さらに南下するとワット=チェトゥポンに到着する。真ん中にある大きな四角柱に背中合わせに立つ、仏立像と遊行仏の姿が印象的だ。(あとの2面には仏座像と寝仏の跡だけが残る。)この辺りでは最も有名な寺院なのだが、夕方午後4時という時間のためか、他に誰もいなかったが、そのすぐ隣のワット=チェディーシーホーンにはフランス人(?)数人の乗ったバンが来ていた。久しぶりに観光客に出会った。
  道を東に行くと、右手やや遠くにワット=シーピチットキティカンラヤーラームの大きな仏塔が見える。寄って行きたかったが、まだ城壁の東部を見ていないので、先を急いだ。この道沿いにもワット=アソーカーラームをはじめ寺院跡が多く、時間があればじっくり見たい地域だ。
  まもなく大きな道に出る。そこを右折すると城壁の東部になる。ワット=トラパントーンラーンは、僧がいる「生きている」寺院だ。奥の方の古いレンガ造りのモンドップ外壁には、ブッダの説話を題材にした絵があったというが、よくわからなかった。しかも夕方になって元気を取り戻した野良犬が10匹ほど、ほえてきて本当にうっとうしい。タイでは犬は下等な動物とされているのも納得できる。かまれたら厄介なので早々に退散した。
  ワット=チャーンロムをめざしたが、入口がわからず結局行けなかった。 夕方5時を過ぎ、うっすらと日もかげってきたせいか、看板を見過ごしたのかもしれない。疲れもたまり気力も萎えてきた。最後に城壁内に戻り、最初に見た国立博物館のすぐ東のワット=トラパントーンを訪ねた。入口の辺りはにぎやかな市場で、 中へ入るとここにも僧がいた。池に囲まれ落ち着いた雰囲気の寺院だった。
  17:30、コンビニに自転車を返す。店の中に入ってジュース(8B)を買い、 絵はがき(10枚50B)を選んでいると、朝には見なかった女の子が店を手伝っていた。聞くと中2だと答えて笑った。
Wat Chetuphon, click to enlarge ワット=チェトゥポンの遊行仏

ワット=チャーンロムは、次回2008年訪問の時に訪れることができた。象が支えるチェディーが美しい寺院だった。
Wat Traphang Thong, click to enlarge 池に囲まれた寺院
ワット=トラパントーン
up

おじさんたちと飲む
  歴史公園からソンテウに乗ってスコータイの街へ帰る(10B)。ホテルの部屋で休憩していたら、いつの間にか寝てしまい、気づくと午後9時。空きっ腹を抱えて急いで街に飛び出した。ヨム川沿いの公園の向かいの食堂に入って、まずはビアシン大瓶を注文して一口飲む。汗の出きった身体にしみ込んでいく。と同時に急に便意を催したのでトイレを借りようとしたが、ここにはないらしく、店主のおじさんは向かいの公園のトイレに行けと言う。ところが夜遅い時間のためか、すべて鍵がかけられていた。あせって店に戻り事情を話すと、店主氏は「あまりよくないけど、うちのを使いな」と、プライベート用のトイレを貸してくれた。あー、助かった。
  そんなやりとりを聞いていた、別の席で一人でタイウィスキーを飲んでいたおじさんが、一緒に飲んでいいかと声をかけ、席を移ってきた。他に客もないので、店主氏も一緒にテーブルについてウィスキーを飲み始める。適度な酔いは会話を盛りあげてくれる。日本のこと、タイのこと、いろいろとりとめのない話が続いた。ヨム川の水があふれているね、と聞くと、これでも水位は下がった方で、2か月前はこの辺りも冠水してたいへんだったそうだ。何かが上からポトッと落ちてくる。見るとテーブルの上に覆い被さっている木に、サクランボを小さくしたような実がたくさんなっていた。この実は食べられるよと言って、店のおじさんが何個か取ってきてくれた。実は熟して柔らかくかなり甘かった。
  いつの間にか夜は更けた。楽しい時間はすぐに過ぎてしまう。12時近くになりお開きになった。酔っぱらいおじさんはバイクを運転して家に帰っていった。すると店主氏がホテルまで送るからと、とめてあったトゥクトゥクを運転して(酔っぱらい運転だが)親切にも送ってくれた。充実した長い一日だった。
 
飲み友だち クリックで拡大 (左)店主氏 (中)私 (右)酔客
店主氏とは翌日思わぬところで再会する
夕食 ビアシン大2小1、ポテトフライ、炒飯 320B
宿泊:スコータイホテル 1泊230B
up

linkbar HOME チャオプラヤー川TOP スコータイTOP シーサッチャナーライTOP カムペーンペットTOP 前ページ 次ページ