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ラオス 旅のヒント (3)
雑記帳
 このページの内容 
◇タイと比べて
◇日本との関わり  ◇豊かさとは?
 
 関連ページへのリンク 
◆ラオス 旅のヒント
 (1) 食事・宿・移動
 (2) 参考図書
 (3) 雑記帳
◆ラオス 見どころ紹介
シーパンドン  ワット=プー/パークセー
ルアンパバーン  ウィエンチャン
◆旅日記から
ウィエンチャン→ルアンパバーン '99.12
スローボートでルアンパバーンへ '06.8
Sunset of Mekong, enlarge to clickメコンの夕暮れ(ルアンパバーン)
  ラオスを旅して、感じたことや考えたことを、思いつくまま書いてみた。

◇タイと比べて
よく似た雰囲気  全体的な雰囲気は、隣国のタイの田舎、あるいは少し前のタイと非常によく似ている。両国は民族的にも文化的にも相似しているので、それは当然かも知れない。ラオスの人の服装は、靴を履いている人は珍しいし、女性はほとんど巻きスカートをつけている。バンコクでも1980年代始めには、かなりの女性が巻きスカートをはいていたものだ。
ラオ語とタイ語  ラオスの公用語ラオ語は、タイ語によく似ている。文字もタイ文字に似ている。しかもタイからいろいろなものが流入してきている。とくにTV放送はタイのものも受信でき、多くの人が見ているので、タイ語のわかるラオスの人も多い。タイ語がある程度わかる人なら、十分地元の人とコミュニケーションが可能だ。
国力の差  もちろんタイとの経済力、国力の差は明らかで、国境の市場に行くとそれは一目瞭然である。タイは経済成長の道を、その矛盾を置き去りにしつつ、ひた走っている。これに対してラオスは、今のところそのような「経済のグローバル化」から取り残されているようだ。そのようなラオスののんびりムードが、多くの外国人旅行者を引きつけているのだろう。
ラオス的なもの  今後のラオスは、タイの影響をますます受け、タイやヴェトナムを通じて「グローバル化」の波が徐々に及んでくると思われる。その中で、いかに「ラオス的なもの」を残していけるか。
  コーン島やデット島にもまもなく電気がひかれるらしい。観光客も増えている。願わくば、コーン島が北部のウァンウィエンのようにならないように、ラオスが「ミニ・タイ」にならないようにあってほしい。
(2005年3月記)
Bottles of Pepsi, enlarge to clickペプシの瓶
タイ文字(真ん中)・ラオ文字(右上)よく似ている
(ワンタオのラオス-タイ国境)
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◇日本との関わり
開発援助  他のアジアの発展途上国と同様に、日本はラオスに「開発援助」を行っている。有名なナムグムダムのほか、今回通ったパークセーの西でメコン川をまたぐ橋も日本の資金と技術協力があったらしい。
  こういった「派手な援助」に対して、右の写真のような地道な活動(これが政府の援助か民間のものか不明)も行われているようだ。電気も通ってないところもあるラオスで、ダムを造って発電所をつくるより、井戸づくりのほうが、これから望まれる地元密着型の援助の形ではないかと思う。
日本ブランド  フェリーでメコンを渡るとき、日本のT社製の真新しい大型ワンボックスカーもいっしょになった。白人旅行者数人を載せた車だった。年季の入った車がほとんどのラオスで異常に目立ったので運転手に聞くと、自慢げに60,000米ドル(約600万円)もしたけど、T社の車はいいからね、と話してくれた。
  ちなみに我々がチャーターしたトゥクトゥクは3,000ドル(約30万円)で、やはり運ちゃんは「日本の車はいい。このトゥクトゥクも調子いいよ」なんて言う。たしかに日本のメーカーの名前は入っていたが、中身は?だと思うが。いずれにしろ、ラオスでも車の日本ブランドは浸透しているようだ。
(2005年3月記)
a well, enlarge to click井戸
(バーンナカサン)
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◇豊かさとは?
  豊かさの基準を定義するのはむずかしいが、モノやカネさえあれば豊かだ、と考える人は少ないのではないか。ラオスにモノやカネは少ない。しかし、だからラオスは貧しいのかと問われれば、うーんと考えてしまう。私が見た限りでは、衣食住に難儀している様子は感じられなかった。たとえば、コーン島の村人の暮らしぶりを見ていると、庭のヤシやバナナの実を取ったり、メコン川で魚を捕まえて、決してぜいたくではないが、十分な生活をしているようだ。
  コーン島では電気のない暮らしを経験した。夕方は暗くなる前にシャワーを浴び、夜はろうそくやランプの下で食事を取る。そして降るような星空。朝は一番鶏の声で目覚め、夜明けとともに起きる。その生活は意外に快適で、電気なんてなくても人は生きていけるんだ、と思った。
  もちろん私はたった数日だけ、ラオスの一部を見たにすぎないし、貧困に苦しむ地域もあることは承知している。それでも日本の方が「豊か」だと断言する勇気はない。日本よりラオスにたっぷりあるもの、それはたとえば、自然とともにある暮らし、ゆったりした時間の流れ、そしてそこに住む人の物腰や表情の柔らかさ……。
  そういうことに気づかせてくれたラオスに感謝したい。
(2005年3月記)
a well, enlarge to clickランプをつけて夕食
(コーン島)
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