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旅日記から  スローボートでルアンパバーンへ  06年8月  (2)
 このページの内容   ◇8月14日 ◇8月15日
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 2006年8月14日(月)  フアイサーイ→(スローボート)→パークベン

 スローボート出航!
Pier for the slow-boat at Hueixai, Click to enlarge スローボート乗り場
Morning at Hueixai, Click to enlargeフアイサーイの朝
  ニワトリの声で目が覚める。フアイサーイ、朝6時。夜半にスコールがあったせいか、空気がすがすがしい。町はもう動き始めていた。竹かごを抱えた女性がソンテウに乗っていく。GHの廊下に出るとメコンが見えた。今日から2日かけて、ルアンパバーンまでメコンを下るのだ。
  GHで聞くと、出航は10:30か11:00、乗り場まで1キロという。メイン通りを町の中心と反対方向にぶらぶら15分ほど歩き、「ボート乗り場」の看板を左折すると港が見えてきた。乗船客を当て込んだ雑貨屋や食堂がずらりと並ぶ。
  船着場でチケットを購入する。(ルアンパバーンまで780B、値段は忘れたがキープ表示もあった。)その際、ノートにパスポート番号と名前を記入する。11:00出航という看板あり。そのあと、隣の建物で役人がパスポートをチェックする。これで手続きは終わり。港に下りていくと、独特の胴体の長い船が10隻以上停泊している。チケットに書かれている番号の船を探し、近くで荷物を積み込んでいる人に確認して乗り込む。まだ出航まで2時間もあるせいか、数人しかいない。白人で混むらしいが、まだ大丈夫。荷物を置いて、眺めのいい食堂で休憩する。
白人満載 clickで拡大 白人を満載して出航
Inside the boat, Click to enlarge まだ静かな船の中
  10:00、隣に停泊していた高級船「ルアンサーイ号」が30人あまりの白人を乗せて出航した。それを見届けて船に戻る。10:30になると席も埋まりだした。白人のグループが次々とデカい荷物を背負ってやってくる。乗船客の7~8割は白人だ。フアイサーイの町ではこんなに白人を見なかったので、今朝チエンコーンから国境を越えてきたのだろう。
  出航時間の11時を過ぎても動かない。どうやらまだ客がいるようだ。11:30、胸に「NamKhon GH」のシールを貼った白人約10名が乗り込み、ようやく出航。もっと早く来いよ! 船には作りつけの木製の椅子(2人掛け)と、プラスチック製の椅子が置かれていたが、満席。座れない人は後部の座敷だ。きれいなトイレ1か所付き、飲み物も売っている。
 
1000K=11.7円
朝食はGHで。コーヒーとフランスパン、パンケーキ。2人で24,000K
8:30 GHを出発。スローボート乗り場まで約20分歩く。ルアンパバーンまでのチケット購入。780B
近くの食堂で、バナナシェイク1杯5,000K,雑貨屋でバナナと水を購入10,000K
予定より30分あまり遅れ、11:35 出航
 
フアイサーイ点景
Huaixai ,Click to enlarge朝もや
Huaixai ,Click to enlargeGHからのメコン
Huaixai ,Click to enlargeチケット売り場
Huaixai ,Click to enlarge高級船と一般船
 
「ルアンサーイ号」  ルアンパバーンまで2日、途中の食事・宿泊・観光がついて199ドルという(詳細はこちら→ http://www.asian-oasis.com/Luang.html)
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 メコンの眺め1日目
A village along Mekong, Click to enlarge途中の村1
  船の中は風が抜けて涼しい。両岸はすっかり山。木々の緑がまぶしい。とうもろこしの畑や植林されたところもある。メコンは茶色の水を満々とたたえ、流れは結構速い。浅瀬や岩が多く、流れは複雑で所々渦巻いている。川の両岸には木々がぎっしり生え、ほとんどスペースがない。たまに砂州があると、決まって水牛が数頭水浴びをしたり草をはんでいる。近くに村は見えないが、飼い牛なのか?
  午後1時すぎ、割と大きな村で停泊。すると子どもたちが両手に一杯、飲み物や果物、ポテトチップスなどを持って売りに来た。白人たちはビールを買って瓶ごとラッパ飲みをする。女もするので驚く。変わらない景色に飽きだした白人たちは、グループを越え情報交換に花が咲く。それはいいとしても歌う奴、大声で馬鹿笑いする奴、あちこち歩き回る奴……旅行を楽しむことと公共マナーを守ることは別物だと思うが。
  忘れたころに、簡素な家が数軒から十数軒固まっているだけの小さな村が現れる。必ず船着き場があり、小舟が何隻か係留されている。小さな子どもたちは歓声を上げて水遊びをし、船を見ると手を振ってくる。近くでは洗濯をしている女性、小舟で漁をしている男性もいる。メコンなしでは成り立たない暮らしだ。
  時折、ブーンという低いエンジン音が聞こえたかと思うと、瞬く間にすさまじい大音響になる。スピードボートだ。すごいスピードで自分たちのスローボートを追い抜いていく。この時ばかりは乗客が一斉に音のする方を見、ニヤッと笑う。ヘルメットをかぶり窮屈そうに座るスピードボートの乗客に対する優越感だろうか?
  船は途中数カ所に寄港した。乗船する人は川岸でシャツや布を頭上でグルグル振り回して合図する。すると船は速度を緩め、停船する。桟橋はないので、狭い砂州に乗り付けるのだが、川の流れが速いせいか、かなり操縦は難しそうだ。そのため1か所に停船すると、10分以上余分に時間がかかることになる。
 
途中、13:05頃、14:30頃、15:20頃、16:00頃、17:20頃の計5か所に寄港
 
Pier for the speed-boat at Huaixai ,Click to enlargeフアイサーイ
スピードボート乗り場
フアイサーイからルアンパバーンまでは、2日かかるスローボートのほか、1日(6時間)で走りきるスピードボートもある。スピードボートは速いが、狭いこと、騒音がすさまじいこと、また事故の危険性もあることから、今回はスローボートを選択した。
 
A village along Mekong, Click to enlarge途中の村2
A village along Mekong, Click to enlarge途中の村3
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 やっとパークベンに着いた
PakBeng, Click to enlargeパークベンの船着場
PakBeng, Click to enlargeパークベンが見えてきた
  午後5時を過ぎて辺りが薄暗くなり始めると、風も一段と涼しくなる。明るいうちに着かないと途中の村で一泊らしい。その心配を吹き飛ばすように、左手に大きな町が見えてきた。今日の宿泊地パークベンだ。しかしまだ安心できない。これだけの人数が泊まるわけだから、いい宿は早い者順で埋まっていく。
  砂州に停泊すると、30人はいる客引きが一斉に寄ってくる。白人たちがデカい荷物を受け取っているすきに、ササッと下船して人混みを抜けた。すると暇そうにしていた1人の客引きが寄ってきてGHを勧める。値段等の条件を聞いて、その客引き氏についていく。港から丘に向かってのびる道に沿って、食堂やGHがずらりと並ぶ。歩いている人も、地元の人と白人とが半々くらいだ。連れて行かれたGHは、2階建てで外見はきれい、中もまあまあ。ここに決めた。
  1階の受付に行くとスコール! 店先に古本と土産物を並べていた女性(たぶん、客引き氏の奥さん)が叫んでいたので、しまうのを手伝った。そのあとシャワーを浴びているとノックが。えっと思い、パンツだけをはいて応対するとさっきの客引き氏。明日の朝食のメニューと船の中のランチの注文を取りに来た。用意がいいなと思ったが、よくよく考えると、他の食堂にとられないようにするためかもしれない。この町パークベンは、タイ国境と世界遺産の観光都市ルアンパバーンとの中継点で、ほとんどの旅行者はここで1泊するだけ。それを見込んで供給過剰とも思える食堂やGH。競争は厳しいのだろう。
  スコールが止んで夕食に出かけた。食堂も競争が激しいのか、呼び込みがかかる。でもメニューや値段はどこも似たものだった。  
白人の荷物は何であんなに大きいのか不思議だ。長旅ということもあろうが。たまたま船の中で中をのぞくと、そのドイツ人はビタミン剤やら栄養剤やらの瓶をたくさん持っていた。
 
17:50 パークベン到着
宿泊 港から徒歩5分ほどの Donevilasak GH 300B
19:00ころ 夕食 GH向かいの食堂で、揚げ春巻・タムマックフーン(ソムタム)・トムヤム(野菜のみ)・カオニャオ・ビアラオ2本・バナナシェイク。60,000K
PakBeng at night, Click to enlarge夜のパークベン

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 2006年8月15日(火)  パークベン→(スローボート)→ルアンパバーン

 メコンの眺め2日目
Morning market at PakBeng, Click to enlarge野草やハチの子など
森の恵みもたくさん売っていた
Morning market at PakBeng, Click to enlarge市場の賑わい
  早朝6時。昨日は夕方遅くに着いたので気づかなかったが、パークベンの周りは、朝もやを身にまとった濃い緑の山々がすぐそこに迫っていた。GH前の道は近くの市場に行き来する人たちでもう活気づいている。GHから山の方(港と反対方向)に徒歩1分、広場が市場の中心で、おもに野菜や生きたニワトリなどの生鮮品が売られていた。周辺の道端の出店や道沿いの雑貨屋でも地元の人たちが品定めしている。白人が目立った夜とは全く違う、「本来の」パークベンの姿がここにあった。
  8:30ころ、教えられた船に乗り込む。昨日とは別の船だ。作りや大きさは同じだが、内装はいくぶんきれいだ。自動車の座席のような椅子や、木製のかなり立派な椅子が用意されていた。出航時間の9:30近くになると満席に近くなるが、昨日より余裕がある。ということは、ここから陸路で他の町に向かう旅行者も多いのだろうか?役人が乗り込みラオス人の身分証とチケットを調べる。近くに座っていた男の人は県境を越えるためか、2,000K払うように言われ、船を下りてチェックポストで支払いを済ませてきた。その後、外国人のチケットが回収され、ようやく出発となった。
  出航直後、乗組員の動きが慌ただしい。川岸に着岸してエンジンを調べる。いやな予感。動き出したが、運転手はしきりにエンジンを気にしている。それでもその後は異常なく無事ルアンパバーンまで運んでくれた。
Shrine on the boat, Click to enlarge舳先の船霊さま
メコンの急流を無事渡るには精霊のご加護が必要だ
  メコンの景色は昨日と変わりない。ゆっくり満喫したいなあと思っていた風景も、さすがに2日続けてだと飽きが来る。船の中は、うたた寝したり本を読んだり、トランプをして騒がしい白人もいる。ある外国人旅行者が、船の中で買ったポテトチップス(1袋10,000K)の残りを、地元ラオスの2人連れの男性にあげた。彼らは遠慮がちにもらい、珍しそうに食べていた。もらった人がどう思うかわからないが、何か「恵んでやっている」という感じでいやだった。
  夕方近く、遠くに異様な形でそそり立つ岸壁が見えてきた。パークウー洞窟だ。時間があれば寄ってくれるというが、今日は素通りした。ここを過ぎると両岸に村が増えてきた。ふと見ると、川岸の砂州でゾウが2頭水浴びしていた。野生ではなく飼いゾウだろうけれど、近くに人はいない。絵のような光景だった。(このゾウたちとは、後日また対面することになる。  
Pier at PakBeng, Click to enlarge坂を下ると港
Pier at PakBeng, Click to enlargeパークベンの港
朝食 GHでコーヒーとフランスパン。昼食のカオチーも含めて2人で70,000K
市場を散策
8:00 GHを出発。船中で食べる菓子・水を買う。13,000K
9:55 出航(予定は9:30。フアイサーイからルアンパバーンまで780B)
途中、11:05頃、12:20頃、13:15頃、13:45頃など6-7か所に寄港
16:10 パークウー洞窟通過
 
Mekong, Click to enlarge木を切り尽くしたのか?
Mekong, Click to enlargeこんな景色が続く
Mekong, Click to enlarge浅瀬を示す標識
かつてメコンを物流の大動脈として利用しようとしたフランスが作った標識だという
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 ついに到着! ルアンパバーン
Kounsavan GH., enlarge to click クーンサワン・ゲストハウス
Kounsavan GH
PhuSi., enlarge to click メコン川から見るプーシーの丘
ルアンパバーンに着いたことが分かる
  午後5時。遠くの丘の上に輝く金色の仏塔が見えた。プーシーの丘、ルアンパバーンだ。まもなく左手から合流するナムカーン川とワット=シエントーンが現れた。人も車も多い。岸に近いところでは、30人ほどの男たちが櫂をリズミカルに動かしてボートを漕いでいる。メコン川に沿った各町では9月以降ボートレースが行われるらしいが、その練習だろうか。
  パークベンから7時間あまり、17時10分、ボートは無事ルアンパバーンの旧王宮裏に着いた。ここにも客引きが20人ほどいたが、やはりササッとくぐり抜け、目星をつけておいたGHをめざして歩く。ルアンパバーンは小さな町だが、それでもフアイサーイやパークベンに比べたら「大都会」だ。ボートは予定どおり着いたし、この町は以前(1999年)にも来たことがあるので、何かホッとした気分になった。
  今回泊まったKounsavan GHは、町の中心にあるプーシーホテルの裏側、川までも郵便局までも徒歩7分前後という場所にあり、不便は感じなかった。部屋はまあ普通だが、庭がきれいでくつろげた。何より、閑静な地域にあるのがよかった。夜になると「オッエー、オッエー」という大きな鳴き声も聞こえた。タイで「トゥッケー」とよばれているヤモリだ。3日間落ち着いた滞在が楽しめた。
Mekong in sunset., enlarge to click メコンの夕暮れ
Makong in dawn., enlarge to click 早朝のメコン
  7年ぶりのルアンパバーンだが、川沿いの道から入る小道が整備されてランプが設置されたり、こぎれいなGHや食堂が増えていたが、のんびり、しっとりした町の雰囲気はあまり変わってないようで安心した。一番変わったのは、ナイトマーケットだろうか。以前は薄暗い照明の中、地元のおばさんたちが食べ物などを細々と売っていたのだが、今回来てみると、郵便局の交差点から東側が歩行者天国になっていて、道の両端と真ん中の3列にずらっとみやげ物屋のテントが並ぶ。ただ、売っている物はどこも似たような物で、シーズンオフのせいか客は少なく、これで商売が成り立つのか心配になってしまった。
 
Kounsavan GH の写真
Kounsavan GH, Click to enlargeエアコン付の棟
Kounsavan GH, Click to enlargeきれいな庭
Kounsavan GH, Click to enlarge部屋
Kounsavan GH, Click to enlargeGHの前の道
17:10 ルアンパバーン到着
宿泊 KounsavanGH
ファン、ホットシャワー、トイレ付1泊60,000K(6米ドル、A/C付は12米ドル)
19:00 夕食 Indochina Spirit にて(19:30~ラオス音楽の生演奏あり)。ソーセージ・魚のラープ・カオニャオ・ビアラオ2本・フルーツシェイク。93,000K
夜市散歩。パイナップルの切り身5,000K、水2,000K up

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