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旅日記から  ウィエンチャン→ルアンパバーン  99年12月  (1)
 このページの内容   ◇12月24日
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 1999年12月24日(金)  (前日 名古屋→(CX531/709)バンコク)→(TG2)→ウドーンターニー→ノーンカーイ→ウィエンチャン→(QV105)ルアンパバーン

 初ラオスは寒かった
に東南アジアへ向かう飛行機では、アナウンスされる現地の気温を聞いて「さすが南国だなあ」と思う。ところが、台北13度、香港11度、さらにバンコクは17度と告げるではないか。ドーンムアン空港の到着ロビーも、いつもの生暖かい空気はなく、ダウンジャケットを着込んだ人もいる。
  タイの入国審査を終えると午前1時だった。早朝の飛行機に乗る予定なので、空港(国際線ターミナル)で夜を過ごす。深夜とはいえ人もけっこういる。4階に上がると24時間営業の店が何軒があった。そのうちの一軒に入ってビアシンを飲む。小瓶で85Bは高いゾ。その後ベンチに転がって仮眠した。
  午前5時、目が覚めた。歩いて国内線ターミナルへ向かうと、意外にも混雑している。飛行機に乗り込むと日が昇ってきた。王様の72回目の誕生日(12月5日)にちなんだ映像が映るスクリーンを眺めていると、まもなくウドーンターニーの空港に到着した。機内アナウンスはなんと「5度」という。まさか? 降りると日本と変わらない寒さ。地元の人は皆、毛糸の帽子やジャケットで完全防寒をしている。タイでこんなに震えるとは正直思わなかった。この先ラオスでも寒さにつきまとわれる。
  ウドーンターニーの空港からノーンカーイの友好橋そばまで直行のバスが出ている(所要約1時間)。寝てしまったようで、気づくともう終点だった。下りると橋を渡るシャトルバスが止まっていた。乗り込むとまもなく出発し、また止まった。ここがタイのイミグレのようだ。乗客は皆降りてパスポートを見せ、スタンプを受けてまた乗り込む。道路と並行して鉄道用地が確保されている。将来は線路がウィエンチャンまで延びるそうだ。
(追記:2009年、ノーンカーイからメコンを越えて、ラオスのターナーレーン駅まで鉄道が開通した。)
Thai-Lao border, click to enlarge ラオス側のイミグレ
左側が入国者用、右側が出国者用
Thai-Lao border, click to enlarge 友好橋を渡る
こちらはタイ側
よいよ橋にかかる。メコン川、国境だ。念願の初ラオス、ちょっと緊張するが、期待もふくらむ。いったいどんな国だろうか? 十数年前、旅行者はラオスに行くことができず、メコンのこちら側からラオスをぼーっと眺めていたっけ。そして今は……、メコンの景色を味わう間もなく、あっけなくバスは橋を渡り切った。その時おもしろいことに気づいた。信号機があり、車線がクロスしている。タイは日本と同じく左側通行、ラオスは右側通行なので、両国のイミグレの間で車線が代わるわけだ。そしてバスはラオスのイミグレで止まった。けっこう人だかりができている。
  入国手続きは次のようだった。
(1)On Arrival Visaの申請。必要なもの(申請書=ここでもらえる、写真1枚、30米ドル)を窓口に出して、5分ほど待つと名前が呼ばれ、ビザのスタンプが押されたパスポートが返ってくる。前に並んでいたタイ人が「バーツで払ったら1300も取られた。高いよ。」と話していた。米ドルを準備した方が良さそうだ。
(2)両替
(3)入国審査。必要事項を書いた出入国カードとパスポートを出してすぐ終わった。
(4)最後に入国料として10B徴収される。領収書もくれた。
  およそ1時間で出入国手続きはすべて終わった。人が多い割にはスムーズだった。イミグレを抜けると、免税店なんかもある。洋酒やタバコに混じって、ビアラオの缶ビールが山積みになっていたのはラオスらしい。
機内で読んだ香港の英字紙「South China Morning Post」によると、香港は8年ぶりの寒波が襲い、12月22日は朝方6.7度まで冷え込んだ。今週に入って寒さのため47人も亡くなった、という。
 
6:50 バンコク空港発TG002便
7:50 ウドーンターニー空港到着
ノーンカーイ友好橋行きのリムジンバス。8:05発→9:15到着。100B
友好橋をわたるシャトルバス。10B
タイ出国・ラオス入国
両替。1米ドル=7550キープ(K)、1B=198K、1円=約72K
1,000Bが、2,000K札99枚の札束になった。ポケットに入り切らない。この旅行では2,000Kより高額紙幣は見なかった。
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 静かな首都・ウィエンチャン
ミグレからバスでウィエンチャンへ行こうと乗り場を探していたが、声をかけてきた乗合トゥクトゥクで行くとにする。白人の旅行者も2人ほど乗っていた。走っていると時々衝撃が尻に響く。やはり舗装状態は良くなく、ところどころ穴が開いている。25分ほどでタラート=サーオに到着した。
  ウィエンチャンはとても首都とは思えないくらい、ゆったりした町だった。高い建物が少ないので、がらんとしている。遠くにパリの凱旋門に似たアヌサーワリーが見える。道には車より自転車の方が多い。歩いていると声をかけてくるトゥクトゥクのおじさんも当たりが柔らかい。
  タラート=サーオからタート=ダムという仏塔を通り、ナムプ(噴水)のある広場に出る。そこからメコン川はすぐ近くだ。ラーンサーンホテルという少し古いが立派なホテルが立っている。かつてはこの国随一のホテルだったそうだ。
  川沿いの道の面したそば屋でフーという麺を食べる。生野菜がお皿いっぱい付いてきた。あっさりおいしかった。午後1時、ワット=シーサケート博物館が昼の休憩を終えて再開したので早速入場する。19世紀前半にアヌ王が創建した寺院で、現存するウィエンチャン最古の寺院だという。もっとも現在は「博物館」という位置づけだ。外見はパッとしないので大して期待しなかったが、中に入ってびっくり。本堂を取り囲む回廊には仏座像が2列ずらりと並ぶ。壁には無数の龕(がん)が穿たれ、それぞれ小さな仏像が2体ずつ収まっていた。
 
乗合トゥクトゥクで、ウィエンチャンのタラート=サーオ(朝市)まで。約30分、50B
ウィエンチャン市内の散歩
タート=ダム、ナムプ(噴水)、メコン川
昼食 フーナーム(タイのクィッティオナーム、生野菜付) 5,000K
ワット=シーサケット博物館 入場料1,000K
SiSaket Musuem, click to enlarge シーサケット博物館
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 さらにルアンパバーンへ飛ぶ
VTE airportr, click to enlarge ラオス航空 中国製Y7型機
これに搭乗した
VTE airportr, click to enlarge ウィエンチャン ワッタイ空港
の日は徹夜の上、強行日程だ。15:00発のルアンパバーン行きの飛行機に乗るため、トゥクトゥクで空港へ向かう。10分程で着いた。小さいがこぎれいな空港だ。チェックイン後にパスポートのチェックがあり、空港税1,000Kを払う。小さな待合室で待っていると、双発のプロペラ機Y7型機がやって来た。これがルアンパバーン行きか? ちょっと不安だ。その間、シェンクアン行き、サヤブリー行きがあいついて離陸していったが、ほとんどセスナ機に毛が生えた程度の機体だった。
  搭乗後すぐに離陸した。プロペラ機なので少し揺れるものの、意外に快適だ。期待していなかったが、コーラとあめ玉、おしぼりの機内サービスがあった。ルアンパバーンに近づくにつれ、山水画に出てくる形の山が目立ってくる。
  飛行時間30分あまりでルアンパバーンの空港に着陸した。スタンプ等の手続きは全くなかった。ターミナルビル前に待っていた乗合トゥクトゥクで町の中心部のタラート=ダーラーへ向かう。ウィエンチャンより一段と静かな山あいの町だ。メコン川近くのGHを2、3軒あたるが、どこも満員という。冬休みのせいだろうか? そこで川と反対方向へ少し歩いてGHを探す。広々とした庭のあるこぎれいなGH(Souan Savan GH)に空室があった。トイレ・シャワー共同で1日25,000Kというのでここに決めた。早速シャワーを浴びに行くが、ホットシャワーが出ない。この寒さで水シャワーはきつい。
IndochinaSpirit, click to enlarge Indochina Spirit のライブ演奏
とにかく寒い。演奏者の服装に注目
屋で少し寝てしまったようだ。夕食を食べに出る。さきほど伝統音楽のライブ演奏があるという看板を見ていたので、その食堂(Indochina Spirit)へ行ってみる。すっかり日が沈んで、一段と寒くなってきた。演奏している人も毛糸の帽子と厚手のジャンバーを着込んでいかにも寒そうだ。ビアラオを飲む。マイルドな味でとてもおいしい。伝統音楽の調べが酔いを倍増させる。昨日の夕方日本を出てから休まず移動してきた。その疲れが癒される。食堂を出てふと空を見ると満天の星、人工照明が少ないからだろうか。はるばるここまで来て良かった…。
  それにしても寒い。たき火で暖を取っている人もいる。GHへ帰ると、今度はホットシャワーが出た。しかしあまり暖まらない。部屋に暖房はない。服を着込んで寒さに震えながら寝た。
 
トゥクトゥクでウィエンチャン・ワッタイ空港へ、約10分、4,000K
空港税1,000K
14:50ころ離陸 QV105便 Y-7型機
当時、日本の外務省はATR72型機以外のラオス航空機は安全性に疑問があると警告していた。現在この文章は外務省のHPから消えている。
 
15:30ころ ルアンパバーン空港に着陸
乗合トゥクトゥクでタラート=ダーラーまで、5,000K
宿泊 スアンサワン(Souan Savan)GH。トイレ・シャワー共同。25,000K
夕食 Indochina Spirit にて。伝統音楽の生演奏あり。ビアラオ、野菜チャーハン。14,000K
川沿いの別の店Somchanにて、ビアラオ、タムマークフン(ソムタム)。13,500K
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