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旅日記から  ウィエンチャン→ルアンパバーン  99年12月  (2)
 このページの内容   ◇12月25日  ◇12月26日
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 1999年12月25日(土)  ルアンパバーン市内

 ダーラー市場とプーシーの丘
Khao Chi, click to enlarge 入場券
日ぶりに横になって眠れた。この町最大の市場、タラート=ダーラーの見学に行く。市場にはその町、その国のいろんな情報が詰まっている。その前に朝食、市場の前の店でカオチーと温かいコーヒーをいただく。カオチーとはフランスパンのバケットサンドのことで、中にはひき肉、青パパイヤ、はんぺんみたいなものがはさまれている。ボリュームたっぷりでおいしい。
  タラート=ダーラーは、屋根付きの市場で、中は少し薄暗い。品物ごとコーナーが別れており、時計や宝石から衣類、野菜や果物まで何でもあるという感じだ。日用品は中国製やヴェトナム製の物が目立つ。生鮮食品は屋根のない部分まで続いており、この町が大消費地として、また集散地として、周辺の様々な産物を集めていることが実感できる。
  日本では、ラオスというと「最貧国」などという印象が強いが、この市場を見る限り、物資が少ないどころか十分すぎるほどあるように思う。辺鄙な山村の様子はわからないが、ルアンパバーンに関する限りは「貧しい国」などという印象は全くない。
プーシーの丘をめざした。小高い丘の上から町を一望しようというわけだ。郵便局の交差点から王宮方面に歩くと、観光客の数がぐんと増える。白人が圧倒的に多い。フランス語を多く耳にしたので、かつての植民地にやって来るフランス人が多いのかもしれない。そういえば町のあちこちにフランス語表記の看板が目立つ。郵便局も「Post Office」ではなく「La Poste」だ。
  王宮博物館はちょうどお昼の休憩(11:00~13:30)になってしまったので、その向かい側の階段を登り、プーシーの丘に登る。頂上には小さな寺院(タート=チョムシー)があり、金色の仏塔が建っている。この塔は町中から見ることができ、夜にはライトアップされている。頂上からの景色はなかなか良いが、木が生い茂り、また地形的な事情から360度見渡せるということではない。それでも、多くの寺院や町並み、メコン川とその支流のナムカーン川の流れ、空港や橋、遠くの山並みなどがよく見えた。頂上には高射砲が残されていた。内戦時代のものだろうか、今はこんな平和な景色なのに…。
  プーシーの丘を反対側に下ると、別の寺院(ワット=タムプーシー)がある。岩の間に本尊が安置され、その右手にちょっとした洞窟があった。小坊主の案内で入ると、中には何体かの仏像が置かれていた。
1B=198-199K、1円=約72K
9:30頃 タラート=ダーラー近くで朝食。カオチー、コーヒー(温)7,000K
Khao Chi, click to enlarge 朝食のカオチー
この後、市内を散策
タラート=ダーラー
プーシーの丘 入場料8,000K
up

 落ち着いた寺院をめぐる
Palace Musuem, click to enlarge 王宮博物館正面
WatXiangthong, click to enlarge ワット=シエントーン
布薩堂
ーシーの丘を下り、町の東端・ワット=シエントーンへ向かう。歩くと少し汗ばむ心地よい陽気だ。20度前後だろうか? この辺りは、やたらに寺院が多く、静謐な雰囲気が漂う。ワット=シエントーンはこの町一番の格式を誇る寺院だ。境内には堂々とした布薩堂など建物などが点在する。見学後、今来た道を戻りながら、いくつか寺院に寄ってみる。そのうちワット=セーンスクハーラームには、優しい顔の背の高い仏立像が通りに面して立っていた。寺院地区を過ぎると、外国人向けの土産物屋や食堂が増えてくる。インターネットカフェまであった。
  王宮博物館に入場する。荷物を預け、靴も脱いで入る。最初に右手の方へ案内され、黄金の仏像(パバーン仏)を拝謁する。その後中へ案内された。正面がセレモニーホール、右手に客間がある。セレモニーホールの裏は寝室や食堂など王室のプライベート空間になっていた。
  王宮のすぐ隣がワット=マイだ。黄金のレリーフが美しい。そういえば、どこの寺院もだが、地元の人がお参りしている姿があまり見えない。線香やろうそくなども売られていない。この点タイとはかなり違う。社会主義国の故だろうか?
  近くの食堂で昼食を食べていると、白人客にゆで卵を半熟にするよう英語で言われて、店のお姉さんが困っていた。英語がわからないみたいだが、それにしてもラオスに来てまで半熟卵を食べたいのだろうか?
し歩いてプーシーの丘の反対側のワット=ウィスンナラート(すいかを半分に切ったような形のタート=マークモーがある)と、その隣のワット=アーハーム(プーニュー、ニャーニューの仮面が置いてある寺院。どこの建物に置いてあるかはわからなかった)を訪ねる。この2つの寺院は隣り合っていて境目もはっきりしないし、境内には女の子が2人自転車に乗って遊んでいるような寺院なのだが、それぞれで5,000Kも取る。世界遺産維持のためには仕方ないのかもしれないが、やはり高い気がする。
  西へ15分ほど歩くと小学校があり、子どもの元気な声が聞こえてくる。ちょうど放課後の作業の時間だろうか、苗木を植えていた。作業中の男の子に「ここは学校かい?」と聞くと「××学校だよ」と教えてくれた。すぐそばにワット=タートルアンがあった。布薩堂の両脇に金色と灰色の仏塔がそびえる。丘の上のこの寺院の下にはスタジアムがあった。といっても小学校のグランドみたいだが、子どもたちがサッカーをして遊んでいた。
  一旦GHで少し休憩したあと町へ行く。日が暮れると急に冷え込む。郵便局の近くには電気が灯り夜市が立っている。おかず類を売っているので、葉っぱにくるんだソーセージと川海苔を買ってみた。あとでGHの部屋で食べてみたが、川海苔は香ばしくておいしかった。ソーセージはイマイチだった。夕食に入った食堂では、店の人がタイのTV放送に見入っている。ラオスの番組は政治ニュースばかりでおもしろくないと聞いた。 
 
市内を散策
ワット=シエントーン 入場料5,000K
王宮博物館 入場料10,000K
ワット=マイ 入場料1,000K
14:30頃 昼食。フーナム、ペプシ。6,000K
続いて、ワット=ウィスンナラート 入場料5,000K
ワット=アーハーム 入場料5,000
Phisi, click to enlarge 南側、ワット=アーハーム
付近から見たプーシーの丘
ワット=タートルアン
18:00頃 夜市を見学。ソーセージ 1,000K、川海苔 1,000K
夕食 魚のラープ、生春巻き、カオニャオ、ビアラオ。23,000K
雑貨屋でビアラオ1缶 4,000K
宿泊 同前 25,000K
up

 1999年12月26日(日)  ルアンパバーン郊外

 早朝、托鉢を見学する
朝5:50に起床。こんなに早く起きたのはルアンパバーン名物の托鉢を見るためだ。寒いが昨日ほどではない。といっても5度くらいには下がっているだろう。この町の朝は早く、朝もやの中、ランニングする人、自転車やバイクでどこかへ急ぐ人もいる。ニワトリの声はけたたましく、GH前の建物ではもう伝統音楽の練習が始まっている。
  辺りがだいぶん明るくなった6:30ころ、托鉢のお坊さんの行列が見えた。通りにはご飯などのお供え物を持った人たちが待っている。お坊さんが来るのを見てあわてて家から出てくる人もいた。お坊さんが来るとご飯をひとつかみずつお坊さんの鉢に入れていく。お坊さんは終始無言、しかもこの寒いのに裸足だ。見ると子どものお坊さんが圧倒的に多い。近在の村々から言葉は悪いが「口減らし」のためにお寺に預けられる子どもも多いと聞いた。
  それはさておき、この托鉢という行為は美しい。他人にものを積極的にあげるという行為は、私たちの日常とは相容れないものかもしれない。近くのおじさんに聞くと、毎日こうやってお坊さんに寄進しているそうだ。朝早くから何かすがすがしい気持ちになれた。朝早く起きたかいがあったというものだ。
 
6:00-7:00頃 托鉢の見学
9:00頃 タラート=ダーラー近くの屋台でカオチーを買う。これが朝食。2,000K
up

 船でパークウー洞窟へ
Pakou Cave, click to enlarge 下の洞窟
Pakou Cave, click to enlarge 上の洞窟
食後メコン川沿いを歩いていると、案の定パークウーへ行かないかと船頭から声がかかる。言い値の100,000Kを80,000Kに負けさせて船に乗り込んだ。6人程度は乗れる船だ。川をさかのぼる。快適だが、いかんせん川の上は寒い。それでもメコン川の景色は飽きない。川は浅瀬があったり、ところどころ岩が露出していたり、意外に変化に富んでいる。川辺の砂地は畑になっていて野菜が栽培されている。投網して魚を捕まえている人、川で洗濯をしている女性も見える。おもしろいのは船用なのだろう、ガソリンスタンドになっている船も川岸に係留されて営業している。目を遠くにやれば山並みは美しく、まさに山水画の世界だ。
発して1時間あまりで、バーンサーンハイに到着した。ここは酒造りで有名な村だ。急な坂を上って上陸すると、みやげ物屋街になっている。奥の方に歩いていくとちょうど若夫婦が酒を造っている光景に出くわした。ことわってしばらく見せてもらう。1本のドラム缶からは蒸留された酒(つまり焼酎だ)が竹製の管を通って出てきて、カメにたまっていく。もう1本のドラム缶は蒸したもち米と水を入れ、いわば仕込み中だった。何とも言えない甘酸っぱい香りが漂っていた。
  この村を出発してまもなく目的地・パークウー洞窟に到着した。船着き場を登るとすぐに下の洞窟(タムティン)が口を開けている。ものすごい数の大小の仏像だ。ここから川沿いに歩くと上の洞窟(タムプラカチャイ)があった。暗くて荘厳な感じがする。
 
9:50 船でパークウー洞窟に向けて出発。チャーター料80,000K
11:00頃 バーンサーンハイに到着、11:30頃出発
Xanghai village, click to enlarge 酒造りのサーンハイ村
11:40頃 パークウー洞窟に到着、見学。入場料8,000K、線香500K
Pakou Cave, click to enlarge 洞窟から見たメコンの景色
up

 船頭さんたちと焼酎を飲む
Pakou Cave, click to enlarge 一緒に食事をした船頭さんたち
真ん中の人が私の船の船頭
に戻ると、船頭さんが対岸のパークウー村へ行って食事にしようと言うので承知する。他の船もここによって食事を取る観光客が多いようだ。まず村の中をぐるりと見に行った。ここもみやげ物屋が多い。奥の方にワット=パークウーというお寺があったのでお参りしてくる。
  船着き場まで戻ると、船頭さんがここでメシにしようと手招きする。食堂(といっても、川岸の砂地の上にテントを張っただけだが)が4軒あったが、ここは船頭さんの家族がやっているところだという。ラーメンを注文して待つと、他の船頭仲間が3人ほどやって来て、一緒にテーブルを囲む。たちまちテーブルには、カオニャオ、タムマックフーン、ピンパー(焼き魚)、焼きアヒルやサラダなどが並ぶ。いつの間にかラオラーオ(焼酎)の瓶も登場して宴会みたいだ。みんながこれもあれもと勧めてくれる。ラオラーオは沖縄の泡盛とそっくりの味だ。原料や製法も同じだから(というか、泡盛は東南アジアから伝わったものだ)当然ではある。船頭さんに聞くと、仕事はだいたい毎日あって外国人客が多いのでまあ儲かるそうだ。1人の船頭さんの客のフランス人家族が勘定に文句をつけている。それを見てその船頭さんが「フランス人はケチなんだ」とつぶやくので、皆で大笑いした。寂しい食事になりがちの1人旅なので、こういう機会はとても楽しい。
  帰りは川を下るので速く、ほろ酔い加減でうとうとするうちにもうルアンパバーンだった。時間があればクアンシーの滝にも行きたかったが、もう午後3時をまわっていたのであきらめ、竹細工や布製品など土産物を買いながらGHへ帰った。
方、メコン川の土手に夕日を見に行った。もう太陽に元気はなく、黄色みを帯びた光がメコン川とこの町を照らしている。刻一刻と光は弱まり、色は増していく。やがて太陽は向こうの山に沈んでいった。さっきまでオレンジ色に光っていたメコン川は、もう紫色に沈んでしまった。スーッと川から冷気が吹き寄せる。山と川と太陽が織りなすショーに言葉を失った。気づくと私の他にも何人かの地元の人もこの夕景を見ている。毎日こんな夕暮れが見られるこの町の人がうらやましい。
  昨日と同じ夜市をブラブラし、お腹いっぱい夕食を食べた。今日も星がきれいだ。ルアンパバーンは予想以上に魅力的な町だった。  
この後パークウー村へ
Pakou Village ,Click to enlargeワット=パークウー
Pakou Village ,Click to enlarge村の家
船頭さんたちと昼食 6,000K
14:00頃出発、15:00頃ルアンパバーン到着
17:30頃 夕日を見に行く
Mekong ,Click to enlarge
Mekong ,Click to enlarge
この後、夜市で川海苔1,000K、焼きウィンナー2本3,000K
夕食 1日目と同じ、川沿いのSomchanにて。ビアラオ2本、ラープヌア、野菜炒め、カオニャオ。31,500K
宿泊 同前25,000K
up

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