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ワット=プー/パークセー 見どころ紹介 (1)   ワット=プー  Wat Phu  このページの内容 
◇ワット=プーの歴史
◇ワット=プー遺跡群(1)
◇ワット=プー遺跡群(2)
◇ワット=プーへの行き方
 関連ページへのリンク 
◆見どころ
 ワット=プー
 パークセーとワンタオ国境
旅日記から・・・・コーン島・ワットプー'04.12-'05.01(2ページ)
View of Wat Phu from the hill, click to enlarge 丘の中腹から見たワット=プー建物群
 11世紀、クメール帝国の時代に建てられたヒンドゥー寺院。その後12-13世紀に拡張された。
 建物群は、メコン川方面の低地から背後の聖山の中腹、およそ100mの高さまで、スロープに沿って長く伸びている。上部から見ると、建物群の全体像がよくわかり、圧巻だ。2001年にUNESCOの世界遺産に登録された。

◇ワット=プーの歴史
Sacred mountain click to enlarge シヴァリンガに似た聖山
 背後にそびえる山は、シヴァリンガを連想させる形であり、また、枯れることのない泉もあることから、リンガパルヴァタ Lingaparvata とよばれる聖地だった。出土した碑文では、この山には早くも5-6世紀に神殿が建てられていたという。同じころ、この辺りに南下してきたクメール人(真臘)が、メコン川沿いにおよそ2km x 1.8 kmの城壁で囲まれた都市を建設した。
 10世紀以後、この地にヒンドゥー教の寺院が建てられた。すでにアンコール時代を迎えたクメール人は、今のカンボジア領内に政治の中心地を置いたが、歴代の王たちはこの故地を忘れず、12世紀末のジャヤヴァルマン7世王にいたるまで、多くの王たちはここワット=プーや周辺に宗教施設を作り続けた。
 クメールのアンコール王朝が衰え、北からラーオ族が南下してくると、ワット=プーは上座部仏教の寺院として尊崇されてきた。現在も旧暦3月の満月(1月-2月。マーカブーチャーの日)には、多くの仏教徒が集う。    
なおこのチャムパーサック一帯は、名前が示す通り、かつて中部ベトナムからメコンデルタにかけて大勢力を誇ったチャムパー王国を建設したチャム族発祥の地ともいわれる。  上へ戻る

◇ワット=プー遺跡群(1) 本殿へ向かう参道
1) 参道と池(バライ)
Wat Phu click to enlarge 参道両脇のシヴァリンガの列
 クメール人の聖地・リンガパルヴァタの山に向かって参道を歩く。両脇には、石製の小さなシヴァリンガの列が続く。ほとんど倒れてしまっているが、執念に近いものを感じた。参道の左右は、クメール寺院におなじみの池(バライ)がある。乾季のためか水は少ししかない。バライは、ヒンドゥー教の宇宙観で世界を取りまく大海を示し、同時に灌漑など実用的な用途もあった、とも言われる。
2) 北神殿と南神殿
 参道を進むと、両側に同じような建物が対称的に並ぶ。11世紀初めの、コーケー様式のものだという。宗教施設だと思われるが、詳細はよくわからない。2つともかなり崩壊しているが、まぐさ石や壁面のレリーフが残されていた。
Wat Phu click to enlarge 北神殿
Wat Phu click to enlarge かなり崩壊しているが、クメール建築独特の窓などが残る
Wat Phu click to enlarge 北神殿のリンテル(まぐさ石)。時の神カーラの姿が見える
Wat Phu click to enlarge 南神殿
Wat Phu click to enlarge 南神殿。こちらもかなり崩壊している
 
Wat Phu click to enlarge 本殿へ向かう参道。ここもシヴァリンガの列。調査中で入れなかった
3) 石敷きの参道
 北神殿と南神殿を過ぎると、大きな石が敷かれた広い参道となる。やはり両側にはシヴァリンガをかたどった石柱が並ぶが、倒れているものが多い。ちょうどユネスコとイタリアのチームによる調査中で、ロープが張られて入れなかった。左手にある小さな建物は、シヴァの乗り物である牛のナンディンに捧げられたもので、かつてこのナンディン神殿から、王都アンコールへの道が南へ延びていたという。
 しだいに参道は上りになる。ラオスの国花・ドークチャムパー(プルメリア)の純白の花が芳香を漂わせている木々の下を歩いて、本殿のあるテラスに向かう。よく見ると階段の石にはいろいろな模様が刻まれていた。
Wat Phu click to enlarge 向こうはナンディン神殿
Wat Phu click to enlarge 階段入口を守る門番。倒れているがお供えが置かれている
Wat Phu click to enlarge ドークチャムパーの木に迎えられ、本殿に登る
foot footパークセーからワット=プーへの行き方
パークセーまではこちらを参照
・ソンテウ・・・・パークセー南バスステーションから。フェリーでメコン川を渡るとチャムパーサックの町。
・ボート・・・・パークセーの旅行会社で予約する。
いずれもチャムパーサックで、トゥクトゥクをチャーターするか、自転車を借りる。
・パークセーからソンテウをチャーターすることも可能。
 
伽藍配置
Plan of Wat Phu click to enlarge
参考サイト http://vatphou-champassak.com (英・仏・ラオ語) 上へ戻る

◇ワット=プー遺跡群(2) 本殿のあるテラス
Wat Phu click to enlarge 石段を登り切ると本殿がある
1) 本殿
 11C中ごろのバプーオン様式の建物。レンガと砂岩でつくられている。辛うじて建物の形態を保っているが、中央部は屋根が落ち、トタン屋根がつけられていた。かつてはシヴァ神などが祀られ、絶え間なく湧く泉から水が引かれていたいう。その後上座仏教の寺院となり、現在はちょっとひょ うきんな顔の仏像に、線香や果物が供えられている。外壁面には、門番やデヴァダーの美しいレリーフがある。
 本殿南側には、経蔵がほとんど壁だけになって残っていた。
Wat Phu click to enlarge 本殿。右が正面
Wat Phu click to enlarge 経蔵の窓枠と本殿(南面)
Wat Phu click to enlarge 経蔵。柱やリンテルが無造作に置かれている
Wat Phu click to enlarge 本殿。今は仏像が数体祀られる
Wat Phu click to enlarge 本殿正面のリンテル。3つの頭のエラワン象に乗るインドラ神
Wat Phu click to enlarge カーラのリンテル

2) 本殿周辺
 前述の泉のほか、建物の跡がいくつか見られる。おもしろいのは、大きな石に刻まれた動物たちだ。信仰の対象だったのか、あるいは何らかの宗教儀式に使われたのか。
Wat Phu click to enlarge 石に刻まれた動物1 ゾウ
Wat Phu click to enlarge 石に刻まれた動物2 ワニ。人身御供に使われたという。ちょうど人が1人入れるくらいのへこみだが、それは真実ではないらしい
Wat Phu click to enlarge 石に刻まれた動物3 ヘビ。コブラだろか?
Wat Phu click to enlarge 本殿外壁、クメール風のデヴァターの像。なまめかしい
Wat Phu click to enlarge 本殿外壁の門番
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